介護職の悩み

【介護職】転職時の退職理由ランキング7選|面接では本音で伝えるのはNG?

介護職の退職理由 本音と建て前

介護職で転職を考えてるけど、面接の際に退職理由をどう答えればいいのか悩んでいませんか?今の職場を不満・トラブルが原因で辞める場合、本音で伝えてしまうと印象が悪くなりそうで不安ですよね。

  • ネガティブな理由で辞めるけど、退職理由って本音で伝えていいの?
  • 人間関係の悩みで辞める場合、面接ではなんて言えばいいのかわからない
  • 採用担当は退職理由を聞いて何が知りたいの?

本記事ではこんな疑問を解決します。

この記事では介護職の転職理由をランキング形式で紹介。多くの介護職員がどんな理由で職場を辞めるのか、面接ではどのように伝えてるのかがわかります。

結論から言うと「本音で伝えていい」ものと「ポジティブに変換して伝えたほうがいい」退職理由の2通りあります。職場の悩みや不満などネガティブな退職理由はそのまま伝える必要はありません。

採用担当は退職理由を聞いて何が知りたいのか?これを理解して答えることが重要です。

  • 採用しても前職と同じ退職理由ですぐ辞めてしまわないか
  • 他の職員や上司と良好な関係を築いて働けるか
  • なんでも自分本位で考え、不平不満や他人のせいにするタイプじゃないか

採用担当者は質問を通して上記のことを確認したいと思っています。その点を納得させる理由にすることがコツです。

さらに筆者が実際に転職した際の退職理由と面接で伝えた退職理由もあります。一例として退職や転職をする際の参考にしてもらえればと思います。

【介護職】退職理由ランキング7選

介護職員の退職理由ランキング7選を紹介していきます。退職理由ごとの考察や対処法にも触れているので参考にしてください。

介護職員の退職理由7選

  1. 自分の将来に不安を感じた
  2. 職場の人間関係の悩み
  3. 職場の方針・雰囲気などが合わなかった
  4. 給料に不満があった
  5. 今より条件の良い職場へ転職(介護職以外も含む)
  6. 介護職自体が向いてなかった
  7. その他の理由(病気、体力面、家庭の事情、結婚・出産など)

※女性の介護職員の退職理由で最も多いものは結婚・妊娠・出産・育児関連

介護労働安定センター 令和2年度介護労働実態調査参照

介護職員の退職理由は大きく4つに分けられます。

  • 収入面での不満・不安
  • 職場の人間関係の悩み
  • 労働環境・仕事内容が合わない
  • 生活環境の変化

介護の職場では上記のような理由で退職することが多い傾向にあります。

「収入が低い」「人間関係の悩み」「介助内容や変則勤務が合わない」などは介護職特有の悩み。介護職経験者ならこの悩みのうちどれかは当てはまるのではないでしょうか?

しかしこれらの悩みや不安は転職によって改善・解決できる場合が多いです

以下で大別した4つの退職理由ごとの考察や対処法をみていきましょう。

①収入面での不満・将来が不安

介護職員が抱える悩みのなかでも切っても切り離せない問題が「収入面での不満」。他業種の平均給料と比べ介護職員の給与額は低いです。

給料に不満があった

介護職員の平均給与額が低いのは事実ですが、給料アップの方法はいくつかあります。その1つが転職による給料アップすること。

条件の良い職場への転職が「一番確実かつ収入アップするまでの時間もかからずに介護職員が収入アップできる方法」です。

転職以外の方法は

  • 介護資格の取得
  • 副業をする
  • ダブルワークをする

など様々ありますが、副業は安定して稼ぎ始めるまでに時間がかかり、ダブルワークは時間と体力の切り売りになってしまいがちなどデメリットもあります。

個人的には副業経験があるのでおすすめではありますが、誰もが副業をやりたい訳ではないので手っ取り早く収入アップしたい場合は転職がおすすめです。

【必見】介護職で月30万以上稼ぐには?収入アップするためのコツ4選を紹介!

介護資格を取得して給料アップ

介護職員が給料アップする手段の1つに「介護資格の取得」があります。

介護資格を取得することで基本給が見直されたり、夜勤1回ごとの夜勤手当が増えるなどして給料アップが見込めます。資格のなかでも介護福祉士資格の取得を目指すことが特におすすめ。

職場によっては初任者研修や実務者研修などでは手当加算の対象にならないこともあります。ですが介護福祉士資格は国家資格でもあり評価される職場が多いです。

また転職する際にも介護福祉士資格は役立ちます。介福を取得していれば応募できる求人が多くなり、結果的に自分の希望条件を満たす職場を見つけやすくなりますよ

②職場の人間関係の悩み

介護職の職場は人間関係の悩みが非常に多い環境です。

介護の職場では幅広い年齢層が一緒に働いていることや、介護職以外にも様々な職種の方とのチームワークが必要といったことが職場の悩みが多い原因になっています。

他の職員と相性が悪かった

介護の職場では20歳の若手から60代のベテランまで幅広い年齢層が同じ職場で働いています。年の差があることで人間関係が上手くいかない・合わないことも多い職場環境です。

  • だいぶ年下の上司
  • ベテランお局職員
  • 挨拶のできない役職者

など年齢以外にもバラエティに富んだ個性が多いことが、介護の職場の楽しい面でもあり難しい面でもあります。

お局職員などの嫌がらせ

介護職で働いた経験がある大半の方が「お局介護職員」に悩まされた経験があるのではないでしょうか?筆者が過去に働いた介護の職場ではどこもお局職員が猛威を振るっていました。

他人事だと笑い話かもしれませんが、実際に関わると毎日の悩みの種になりがちなのがお局です。

  • 身近にいるお局が理不尽でも敵対しないように心がける
  • できることなら味方につける
  • 敵対してしまったら異動または転職して距離を取る

上記がお局介護職員との関わり方の基本的な対策です。

味方にすれば心強い反面、一度敵対してしまえばその職場に居る限りずっと敵視されてしまいます。敵視した相手には職場内のありとあらゆる手で嫌がらせしてくるのがお局です。

こういった人とは戦わないことが一番の得策なので、職場内で異動もしくは転職して距離を取りましょう。理不尽な人と戦ってる時間がもったいないです。

他職種が高圧的

介護職が人間関係で悩まされる理由の1つに「1つの職場で複数の職種が共に働いている」ことが挙げられます。

介護の職場には同僚の介護職員以外に

  • 介護職の管理者
  • 看護師
  • ケアマネ
  • 支援相談員
  • 作業療法士・理学療法士

など様々な他職種が働いています。施設形態により異なりますが、介護の仕事はこれら他職種とのチームケアになります。

利用者さんへのケアや体調などについて報告・相談し連携を取ることが不可欠なので、他職種との良好な人間関係を築くことが重要です。

ただ難しいのは介護職員を下に見て高圧的な態度を取る他職種もいること。特に経験上では看護師に多い印象ですね(もちろん優しい方も多くいますが)。

お局介護職員も厄介ですが、それ以上にお局看護師はくれぐれも敵に回さないことが平和に働くコツ。他職種とは異動しても関わらざるを得ないので、もし修復不可能な関係になってしまった場合は転職して再スタートを切るのが得策です。

③労働環境・仕事内容が合わなかった

介護の職場には収入面の不安、職場の人間関係以外にも退職につながる悩みがあります。「いざ働いてみたけど職場の労働環境や仕事内容が合わなかった」といった悩みです。

介護職自体が向いてなかった

介護の仕事は向き不向きがあります。「介護の仕事を始めてみたけど思ってたより大変だった…」と辞めてしまう方は「とりあえず就職できるから」と安易に始めるのではなく、大まかでも介護の仕事に就いて調べておくだけでも結果はだいぶ違ってきます。

現時点で

  • 「介護の仕事を始めてみたけどもう辞めたい」
  • 「介護の仕事を始めてみたけど思ってたより大変だった…」

と思っている方は今からでも間に合います。介護職自体を辞めてしまう前に転職エージェントに相談してみましょう。

自分に合った施設形態や仕事内容の職場はどんなところなのか?相談していく中で見えてきます。転職エージェントは相談はもちろん、その他の転職サポート全般が無料で利用可能です。介護の求人・転職・募集なら【きらケア】

職員1人にかかる負担が大きい

勤務する施設形態によっては職員1人にかかる負担が大きくなってしまうことも介護職員の退職理由として挙がっています。

例えば特養のユニットケアでは介護職員1人に対し、利用者10人を担当することもあります。一方でデイサービスなどでは数名のスタッフでレクや介助などを提供するので、1人にかかる負担は特養ほど大きくはありません。

業務などの負担が大きくて介護職を辞めたい場合は、施設形態を見直してみるのも有効な手段です。

この場合は給料など雇用条件のみで転職を決めてしまうとまた失敗するのが目に見えてます。まずは

  • どんなケアが好き・得意なのかを客観視する
  • それを踏まえたうえで自分がどの施設形態に向いてるのか

上記を把握して自分に最適な施設形態に転職することが重要です。

とはいえ自分で客観視して判断するのは難しいもの。転職エージェントでアドバイザーに相談してみることが職場選びに失敗しないための近道です。無料なのでガンガン活用していきましょう。

夜勤を含め出勤時間が変則的で生活リズムが崩れる

介護職員は基本的にシフト勤務で出勤時間が変則的。遅番は朝ゆっくりできるものの、遅番の翌日に早番といった勤務なんかはリズムが崩れてなかなか疲れが抜けませんよね?

そこに夜勤も入るのでさらにリズムは乱れがち。この変則勤務がストレスになって退職する人もいるようです。

夜勤が体力的に厳しい

夜勤が体力的に厳しいといったことも退職理由に挙げられます。同じ職場内でも利用者さん次第で負担は異なりますが、長丁場の夜勤で介助量も多い環境だと本当にキツイですよね。

また自分の年齢が高くなるにつれ夜勤明けに休んだくらいじゃ疲れも抜けなくなってきます。

夜勤は稼げるしマイペースでできる場合もあり苦にならない介護職員もいると思いますが、個人的には当時夜勤が辛かったことがケアマネを目指した動機の1つになってます。

④生活環境の変化

自身の健康状態や家庭の事情、結婚関連など生活の変化が退職理由となることも。特に体力の低下や年齢に関しては利用者さんへの介助が負担になってしまうこともあります。

病気・体力の低下・加齢など

介護職は年齢が高くても働けるメリットがありますが、やはり加齢とともに健康状態をキープするのが難しくなるもの。そうなると移乗介助で自身の腰を痛めるなど介護の仕事を続けることも困難になります。

今の職場で無理にガマンして悪化させないよう、負担の少ない職場環境に転職することが自分の身を守る選択肢ですね。

結婚・妊娠・出産・育児のため

女性の介護職員の退職理由としては最も多いものが「結婚関連」。出産・育児がひと段落してから介護の仕事に復帰する方も多いですね。

他の退職理由と異なり転職時の面接でそのまま伝えて問題ない退職理由です。他の職業に比べ復帰しやすいのは介護職のメリットの1つといえます。

面接では退職理由は本音で伝えてもいい?

介護の職場では悩みや不満に直面することは少なくありません。実際に介護職で働いた経験がある方は心当たりは1つや2つではないはずです。

しかし転職時の面接で退職理由を聞かれた際、職場の悩みや不満が辞める原因だったことをそのまま伝えるのは基本的にはNGです。

ネガティブな退職理由だけを伝えてしまうと採用担当に「採用してもまた同じような理由で辞めてしまうんじゃないか?」と思わせてしまうからです。

ネガティブな退職理由は前向きな志望動機につなげて伝える

介護職では職場の人間関係の悩みや収入の不満など、どちらかといえばネガティブな理由で退職することが多いですよね。

職場でのトラブルや不満などで退職したことをそのまま伝えてしまうと採用面接での印象は悪くなります。ネガティブな退職理由の場合は伝え方に工夫をして対策しましょう。

職場の人間関係が原因で退職

職場の人間関係の不満が退職理由の場合、面接でそのまま伝えてしまうのは避けましょう。「採用してもまた人間関係が理由で辞めてしまうかも?」と思わせてしまうからです。

面接で人間関係に不満があったことを本音で話してわざわざ印象を損ねる必要はありません。この場合はポジティブな志望動機を伝えておけばOKです。

例:「特に不満があっての退職ではなく、別の施設形態での経験を積み介護福祉士としてレベルアップしたいと思い転職を決めました」

転職して悩んでいた人間関係をリセットすること自体は全然間違いではないです。自分に非がなくても最悪な人間関係に巻き込まれてしまうことはあるし、転職はどうしても合わない人と無駄な戦いを避ける手段でもあります。

あくまで採用面接で失敗しないための対策としてとらえましょう。

転職することで改善されることなら事実を伝えてOK

ネガティブな退職理由はあえて伝える必要はありませんが、本音で伝えても問題ない場合もあります。それは「転職によって改善される問題」が退職理由の場合です。

例えば

  • 人手不足で心身ともに負担のかかるシフトを組まれることが続いていたため
  • その地域の介護職員の平均給与を下回っており、数年勤続しても改善しなかったため
  • サービス残業を強いられたり有給消化させてもらえない状況で、話し合いにも応じてもらえないため

上記のような理由は転職することにより改善が可能なので「転職してより良い環境で働きたいので転職を決めた」といったように本音で伝えてOKです。

面接で退職理由を聞かれるのはなぜ?

転職する際の面接では必ず退職理由を聞かれます。採用担当者が退職理由を聞く理由は、答えた理由からあなたの仕事に対する考え方や人間性を知るためです。

  1. 採用しても前職と同じ退職理由ですぐ辞めてしまわないか
  2. 他の職員や上司と良好な関係を築いて働けるか
  3. なんでも自分本位で考え、不平不満や他人のせいにするタイプじゃないか
  4. そもそも職場のルールを守れるのか

採用担当は質問を通して上記のことを知りたいので、それを踏まえてポジティブな内容で答えると好印象が得られます。

すぐに辞めてしまわないか、長く働いてくれるか

採用担当者は退職理由を質問することで

  • 「同じような理由でまたすぐ辞めてしまわないか」
  • 「採用後長く働き続けてくれる人材か」

を知りたいと思って質問しています。

また退職理由を通して介護職に対する姿勢や、仕事に対する取り組み方も判断されます。対策として「前向きな志望動機を伝える、採用後どんな経験を積んでいきたいかを伝える」ことで好印象を与えられます。

採用面接では

  • ポジティブな志望動機を伝える
  • 採用後の目標を伝える

ことで「前職と同じような理由では辞めなさそうだな」「この人は採用すれば長く働き続けてくれそうだな」といった高印象を得ることができます。

他の職員と良好な人間関係を築ける人か

介護の仕事は自分1人で完結する仕事ではなくチームケアの仕事です。利用者さんの安全を守るためには日々の報・連・相が重要ですよね。

介護職員同士や他職種(看護師やケアマネなど)と協力や連携が必須の仕事なので「良好な人間関係を築ける人材」が求められます。

  • 日頃から他の介護職員や他職種と協力関係が築ける
  • 職場になじめるコミュニケーション能力がある
  • 利用者さんとのコミュニケーションを通して体調不良などがないか観察・報告できる

こういった人材が重宝されます。

また介護の職場で利用者さんの体調不良などの変化を発見した際、看護師などへの報告は正確にハキハキ伝えることが求められます。

面接での質問に対して的外れな内容で答えたり、あまりにも消極的な態度などは印象を損ねてしまうので注意しましょう。

不平不満が多くないか、他人のせいにしがちではないか

たとえ事実であっても面接の場で前職の不平不満や上司のことを悪く言うことはNGです。悪い印象しか生まれないので絶対にやめておきましょう。

チームワークが重要な介護職において、何か問題が起きた時に責任転嫁するような人物じゃないか?こういったことも採用担当は退職理由の質問を通して知りたいと思っています。

筆者が面接で伝えた退職理由の実例2選

筆者が以前勤めていた介護施設から転職した際、採用面接で答えた退職理由を紹介します。

事例1:人間関係で悩んでの転職→ポジティブな理由

私は以前介護職員として特別養護老人ホーム(特養)に勤めていましたが、職場の人間関係で悩みを抱え転職しています。

その際の採用面接では人間関係の悩みといった退職理由では伝えていません。次のようにポジティブな内容で伝えました。

「特養でチームケアや一通りの介護職としての知識・技術が身に付きました。さらに幅を広げるために違う施設形態で経験を積みたいと思っています」

特養→老健への転職だったので

  • 特養で一通り介護職の経験を習得したこと
  • 老健では特養とは異なる経験を積みさらにレベルアップを目指したい

以上のことを志望動機として伝えています。

基本的に人間関係の悩みを退職理由として答えるのはNG。

なぜなら人間関係は運次第な要素もあり、転職したからと言って必ずしも解決するわけではないからです。

採用担当からすれば「うちの職場でもまた人間関係が理由で辞めちゃうんじゃないか?」と思ってしまいますよね。

この場合はあえてネガティブな退職理由は伝えず、前向きな志望動機を伝えましょう。

事例2:ブラック会社から介護業界へ転職した際の退職理由

筆者は介護職を始める前には物流関係の会社の内勤で、データ管理を担当する部署で働いていました。この時の退職理由はネガティブなものでしたが、転職時にはそのまま事実を伝えています。

辞めた理由はガチガチのブラック会社だったからです。関連部署の課長から毎日のように暴言を浴びせられる、机を蹴られるなどのパワハラを受けていました。

耐えられなくなり転職を決める前に退職しています。この時は精神的に疲弊していてその余裕がなかったからです。10年以上前のことですが今思い出しても悔しくて涙がにじみますね…

その後介護の仕事に転職を決め、採用面接では退職理由は理不尽なパワハラを受けていたことを隠さず伝えました。パワハラがあって辞めたことを面接で話して印象悪くならないの?と思う方もいるかもしれませんよね。

パワハラがある職場からまともな職場へ転職したいと思うのは誰でも当然のことです。採用担当もそのことは理解しているので、パワハラがあった事実を退職理由として伝えるのは問題ありません。

むしろ事実を伝えることで他業種から介護業界へ転職するきっかけとして、下手な理由よりも納得してくれるはずです。

パワハラが理由だったことを伝える際の注意点

前の職場でパワハラがあって辞めた事実を退職理由として伝えることは問題ありません。ただし採用担当に伝える際の注意点はあります。

  • 採用担当者はパワハラの詳細を聞きたい訳ではない
  • パワハラの事実を伝えるのは問題ないが、前職のグチや不満を言う場ではない
  • 辛かった感想を話すのではなく事実のみを伝える
  • 退職理由はパワハラの事実を伝えても、志望動機はポジティブな理由を伝える

上記の点に注意しましょう。

パワハラの事実を客観的に伝えたうえで、その職場へのポジティブな志望動機をアピールすることが重要です。

これなら退職理由も納得できるものだし、新しい職場での意欲が期待できるため面接で好感を得る確率が高いといえます。

パワハラの事実を客観的に伝えることがポイントです。面接は前職のグチや不満、感想を伝える場ではないことに注意。

悪い例:

「課長から目をつけられ毎日暴言を受けて辛かったです。理不尽だし周りも助けてくれなくて…」

良い例:

  • 「部署内でパワハラが横行しており業務に悪影響が出ていた状況です」
  • 「パワハラを黙認する体質の会社で、改善の見込みがなかったので転職を決意しました」
  • 「慢性的にサービス残業・休日出勤を強要されていました」

退職理由はパワハラの事実を伝えても、志望動機はポジティブな内容で伝えることが好印象を得るコツです。

まとめ

介護職の退職理由ランキング、また面接時にはどのように伝えるべきかについて紹介しました。人間関係の悩みなどネガティブな退職理由であっても、面接では基本的に前向きな内容に変えて伝えましょう。

  • 面接で退職理由を答える際はポジティブな内容で伝える
  • 採用担当者が何が知りたくて退職理由を聞いてるのかを理解するのがコツ
  • パワハラなどが退職理由の場合は事実を伝えるのもOK、ただし志望動機は前向きな内容で伝えると好印象

転職時の面接で退職理由を聞かれるのは「採用して長く続けられるか」「他の職員と良好な関係を築ける人なのか」を知りたいからです。

介護職はチームケアなのでコミュニケーション能力は重要視されるポイント。そこを踏まえたうえで前向きな内容で伝えると面接で好印象が得られます。

退職理由は人それぞれです。「介護の仕事は続けたい、だけど今の職場は人間関係や労働環境に悩みがある…」そういった場合は転職で環境を変えるのもひとつの選択肢です。

悩みを抱えたまま疲れて果ててしまう前に転職という一歩を踏み出しましょう。

転職活動を効率的かつ好条件で成功させるためには、転職エージェントのサポートを受けることが一番の近道です。転職エージェントの利用はすべて無料なのでぜひ活用してください。【2022年最新】介護職の転職を徹底サポートしてくれるおすすめ転職エージェント3選

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他業種から未経験で介護士に転職。働きながら介護福祉士・介護支援専門員の資格を取得。 現役介護職である管理人が、これから介護職を志す人材・すでに介護職の経験者で現在の職場環境や人間関係に満足していない人材へ向けて現役のリアルなお役立ち情報をお届けします。
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